夏目響嬢の「いいなり温泉旅行 夏目響」をレビューします。
本作は2021年11月にSODクリエイトから発売された作品です。
SODクリエイトの『いいなり温泉旅行』シリーズはSODの人気専属女優さん達が出演するちょっと刺激的なシリーズですが、今回は夏目響嬢が出演とのところで興味津々で作品をチェックしました。
前回レビューした赤井彗星監督と再びタッグを組んだ流石「いいなり温泉…」という安定作でした。
※残念ながら本作はFANZAでの取り扱いはなく、ソクミルにて購入しました。
構成は大雑把にわけて4つ。順を追ってレビューします。
監督によるディルド装着&羞恥露出プレイ
同シリーズ恒例の箱根の温泉地駅前で待ち合わせをし お土産屋さんでお買い物、ドライブでのインタビューからスタートします。感染防止のためかマスク姿でのインタビューですが、禁欲(2週間)した事や性の目覚めの話などをしています。
旅館についてから今回の作品の趣旨「いいなり(プレイ)」を言い渡されるという展開ですが、SODのこの人気シリーズを知らないではないだろうし、なんともテンプレート的な作りです。
※夏目響嬢はさらっと受け入れて流れにのるのがうまいので問題ないですが、、
映像的には立った状態での「ケツの穴とまんこがヒクヒクしてるよ…」的な言葉責めありのお尻拡げ(アナル鑑賞)シーンから、下から見上げるアングルでの手マンで潮吹きとおもらしと赤井彗星らしいフェチよりなよさがあります。
本作は青空ひかり嬢バージョンと同じように太めのディルドを装着して各テーマに移動するのがアクセントになっています。
プチ露出プレイの後は再び個室に戻りおもちゃ責め、促されるままにディルドに向かって自分から腰をグラインドするシーン、くぱぁさせた状態でのズコズコのディルド責めと最初から迫力あるシーンがありますが、レンズに光が反射していて若干見づらいのが残念です。
お風呂場、露天風呂でのSEX(畑中哲也)
ディルドを挿入した状態で風呂場にいくと畑中哲也氏が待ち構えています。
畑中氏によりウエルカム全身舐め、洗体プレイの後は「おしっこチビリません!」からの速攻の手マンおもらし、顔面騎乗シーン、露天風呂ではアナル舐められ、お返しのフェラチオから挿入となります。
バックピストンではヨダレ垂れるシーンやカメラ目線での対面座位など見応えあるシーンがあります。
プレイ中には「お父さん位の歳のおじさんにおまんこグチャグチャいじられて…」「お外でおじさんのちんぽ入れてます…」(with ダブルピース)などの復唱する淫語がありますが、ここは好みが分かれる所かと思いました。
女優さんによっては、監督のセリフをなぞることでよりエロさが際立つパターンもありますが、夏目響嬢の場合はどうか、、ぜひ見てもらって感想いただきたいです。
拘束おもちゃ責め(一条正都)
いいなり温泉旅行シリーズ恒例の一条氏による目隠し&おもちゃ責めシーン。
挿入済のディルドを使った責めの後は、欄間に両腕を吊るし、オイルを使ってのじっくりしたおもちゃ責め。
前回に続き夏目嬢のエロティックな顔の表現力が上がっているように感じました。額に汗をかき 歯を食いしばるようなガマン顔や絶頂時前の切羽詰まった顔のリアル感はちんちんに直接訴えてくるものがあります。
このシーンでは「快楽に溺れたい?」「狂いたい?」などの投げかけがありますがTOHJIRO監督みたいです。
スタンディングでのバックピストン、脇見せポーズでの騎乗位、騎乗位と肉感的で大柄にみえる迫力ある肉体の美しさがよいです。
フィニッシュは顔射。
ラストの乱交4P(セツネ、ウルフ田中 澤地真人氏)
ラストは羞恥系のプレイからはじまる乱交4Pシーン。
和テーブルの上に立たせてのお尻拡げのアナル鑑賞シーン、女体盛り、わかめ酒の後はまんぐり返しの状態でのクンニ、ダブルピースのトリプルフェラチオ等のプレイから様々な体位での大ピストン大会です。
フィニッシュは3連続の顔への顔射。
まとめ
本作は、羞恥系のプレイとカメラ目線がアクセントの安定した作りの「いいなり温泉」回といった作りでした。
しかしながら、夏目響嬢というスペシャルな女優さんを使っての作品としてはもっとやりようがあったような気がします。
2013年から続くSODの人気シリーズ「いいなり温泉旅行」大好きおじさんからの提言よろしいでしょうか?
以下気になった点です。
1.ドライブのインタビューシーンはずっとマスクのままでよかったか?
作品はじまってから15分ぐらいマスク姿のままです。
私のような熟練ファンにとっては軽いおあずけプレイとして楽しめますが、ライトユーザーは確実に飛ばすでしょう、、
2.黄色味がかかった映像に関して
最近のこのシリーズ特有の黄色味のかかった映像でプレイのダイナミックさが損なわれています。
一条氏とのプレイなんかもう、暗くしたいのか明るくしたいのか目指している映像はどこなのか不明(オイルを使ってのプレイはもったいないです)
逆に露天風呂の野外シーンでは夏目嬢の美しい肌の質感が感じられます。
このシリーズのよさのひとつは「涼川絢音 中出しいいなり温泉旅行」の時のような映像もよい作品でした。
それがブランディングされたものだと思っています。
現在のなんだか見にくいラフな映像だとSODの人気女優さんがでるだたのシリーズとなるでしょう。
3.一人の監督に担当させていいシリーズか?
最近のいいなり温泉はほぼ赤井彗星監督が担当しています。この監督の映像センスなどはよいと思っていますが、今回は夏目響嬢の自発的なパフォーマンスはほぼ封印されています。
女優さんに復唱させるプレイは賛否あると思い問題点ではないですが、映像にしろスタイルにしろ、ひとつに定着してしまうと多様性がなくなります。
4.今回のパッケージ
パッケージの写真の色合いはどうでしょうか、、調子悪そうに見えます。
ポーズを同じようにするなら色合いも揃えてほしいです。
今回は 夏目響嬢のパフォーマンスがよかっただけに、シリーズものとしてのテンプレート化しすぎの弊害、惰性感など が目立ちました。
再びこのシリーズがSODを代表する作品となってほしいと思います。