鈴村あいりの評価とレビュー
AV女優さんが現役として活躍する期間は平均 半年~1年間と言われているようです。
そんな入れ替わりの激しい業界の中で、長く活躍し現在もなお現役でAVファンを魅了する女優さんがいます。
現役で居続けるにはプレイの要求が高くなる中で、プロ意識や交渉力、魅せる技術の研鑽+アルファの持ち味など様々な要素や努力が必要となります。
最近はプレイの「欧米化」が進んでいるようで、素晴らしい才能をもっていても、ハード作連発で即引退してしまう女優さんも少なくなく残念で仕方ありません。
小生が2019年にチェックした期待の女優さんたち(梨々花、咲乃小春、佐久間恵美、大沢カスミ嬢)も現在は活動休止もしくは引退。
ハードなプレイだけが引退の理由だとは思いませんが、素晴らしいポテンシャルと個性をもっていただけに、もっと丁寧な作品に巡り会えれば長く続けられたのではないかと思う次第です。
前置きが長くなりましたが、2013年にデビューした鈴村あいり嬢は、そんな新陳代謝の激しい業界で息の長い活躍をする、AV紳士を震わせるなにかを持っている女優さんです。
究極性交 5人の監督による究極の5本番~より
小生は恥ずかしながら、デビュー当時のプレステージの数作を見た段階で、プレイの激しさは申し分ないんだけど なんだか気持ちよさそうな雰囲気が伝わってこず、その後はスルーするようになっていました。
そんな中、なんの気なしにセール期間でみた2018年6月にリリースされた「究極性交 5人の監督による究極の5本番 ACT.02 「究極性交」でしか実現しない奇跡のドリームマッチ5本番 鈴村あいり」を見て、遅ればせながらこの女優さんの魅力、奥深さに気づきました。
冒頭の時点で「今回で何本AVに出演しました?」の質問に、あせあせ考えた挙げ句「わからないです、すいません」と満面のにっこり顔で答えるあたり、愛らしいへっぽこっぷりが見れます。
自他とも認める「コミュ障」のようで、会話時にドギマギしたり反応や手振りが過剰など独特で、吉岡里帆系のスッキリ可愛らしい顔立ちとは似つかわしくない可愛らしさがあります。
声がかなり小さいのも特徴で、受け答えのたびにミキサーの出力レベルをグイーンと上げてノイズが入るのは笑えます。
究極性交 5人の監督による究極の5本番~より
本作は、5名の名監督を起用し、プレステージのトップ女優として君臨する鈴村あいり嬢の魅力を再発見することがコンセプトの作品で、監督達はあいり嬢のことを口々に褒め称しています。
70本以上に出演しているのに常に初々しく鮮度がある点、プレイとのギャップの大きさ、Hに対しての底の見えないポテンシャルなど、業界のカリスマ的監督たちの言葉に、この女優さんが他とは違う女優さんであることがわかります。
監督達を魅了する通りプレイは、この素の雰囲気からは人が変わったような熱の入ったプレイで魅力的です。かなりハードな責めにも対応できる実力派といった感じで、余裕のないせつな系の表情と感度のよい反応が好印象です。
この5名の監督による作品はどれも個性があり、見応えがあるのですが、TOJIORO監督の最後のインタビューで
究極性交 5人の監督による究極の5本番~より
「お前が売れたのは、こんなにプレステージの専属になってスターになっても、まだ自信がない…。隅っこで見られないように着替える、その羞恥心があるから、いつまでの初々しいんだ!」
と吠えている部分が印象的でした。監督と二人三脚で成長した 森下くるみ嬢の名前を引き合いに出すほど、エロの真髄のようなものがある女優さんなんでしょう。。
AV女優になる動機が「自分を変えたい!」という特別なものがあるのも、この女優さんのプレイの献身性や独自性に寄与しているように思えます。
この女優さんは プレステージの看板女優になるように丁寧に育てられた女優さんではなく叩き上げの女優さんで、デビュー当時から人気はあったものの「天然成分由来 鈴村あいり汁120% 鈴村あいりの体液」「人生初・トランス状態 激イキ絶頂セックス 鈴村あいり」などのプレステージの激しめなプレイを乗り越えて多くのファンを確立した実力派の女優さんです。
すっぴん。 鈴村あいり~より
初期の注目作として「すっぴん。 鈴村あいり」は、すっぴん × 専属らしからぬかなりのラフプレイな衝撃作で、ファンに物議を醸した作品です。
パンツを被せた状態での顔ズリや咥えさせてのバックでの挿入、花岡じったによる己の欲望を吐き出すような横暴なプレイなど、S 御用達な内容で、扱いの激しさにファンの評価も二分されていれるのも頷けます。
神イカせ 完全ガチ拘束強●アクメ 09~より
2019年には本格的なSMプレイ「神イカせ 完全ガチ拘束強●アクメ 09 過剰な絶頂が引き起こす快楽と苦痛の両天秤で膀胱崩壊絶頂!! 鈴村あいり」などにも出演し、これまたポジションに囚われないガチンコ系のプレイをするあたりも女優さん魂を伺えます。
深く感じ入った際に、口が大きく開き、舌を覗かせるのはプレイでの開発の賜物なのかパフォーマンスなのかは神のみぞ知るですが、そんな所も含め、現在も進化する魅了する部分があるのはシンプルにすごいと思いました。
またハードなプレイであっても、清潔感が損なわれない食われつくされない何かがあり、以前紹介した木村ふみさん系の部分も注目です。
デビューして7年が経過しているのに5chでのスレッドの伸びが止まらないのは、誰もがこの女優さんに魅了され、自分なりの「おすず像」があり、語りたくなるような存在なのではないかと思いました。