雪見紗弥の評価とレビュー
2010年に引退したのにまだ2chで書き込まれてる。今でも大ファンな人間のいるAV界の本当の意味でのレジェンド 雪見紗弥さんを紹介します。
よくAVのこの伝説的作品を見とけ!的な話を聞くと、、そんなにすごいのかと時にはレンタルしてまで見ることがあるが、古臭さというか、ある種の抜けの悪さを感じると途端に興味を失うことが多々ある。。
それは画質のせいかもしれないし演出や女優のファッションだったりするのかもしれないが、そこにあったであろう空気感に鮮度を感じることができないのである。
この感覚ってスターウォーズの1作目をみた時と同じ感覚。当時はとても斬新だったんだろうが、あの作品に影響をうけた人たちが作ったコンテンツを先に見てしまったことにより、エピソード4を見た時には陳腐な抜け殻のドラマをみているような気分だった。
それは古いから陳腐というわけではなく、その技法やセンスがコピーされてしまうものであったからだと思う。
現にスターウォーズの1作目より前に作られた黒澤明監督の何作品は今撮ったんじゃないかというようなキレ味がある。
これがおそらく真似できないセンスなんだろうなぁと思っている。
ちょっと冒頭が長くなってしまいましたが、
今回の雪見紗弥さんは、完全に黒澤明タイプの天才系女優さんである。
デビュー当初の数作品は、ちょっとドジっぽいかわいい感じの子がAVにでてかわいい反応でよい~みたいな完全にありがちなパターンだったので、それはそれで楽しんでいたが、、ちょっと目を離した隙にどこまでいくのというぐらいのハード作に連続で出演し、燃え尽きるように引退(実際は引退宣言してないのかな)した女優さんである。
特に輝きを放っているのは、異論はあると思うが、初期の作品群で作品名でいえば「NATURAL HIGH」「SAYA@TV」「SAYA イカせ」あたりだと思っている。
このあたりの作品は、女優の若さによる性に対するアグレッシブさに対して、それを察知した男優の暴力的な性衝動やエグいテクニックやらが真っ向からぶつかった彗星の衝突みたいのが起こった時期だと思う。
なんか男優さんの個人的な感情も含んでそうな危うさが見え隠れする気がする。(考えすぎかも。)
「NATURAL HIGH」では“ここまで凄い3Pはちょっと見たことない”とコメントがあるほどの肉弾戦。
SAYA@TV 雪見紗弥では伝説となっている魚が陸に打ち上げられたような大痙攣もある。(トラウマになるかも。。。笑)
どの作品においても 気負いや遠慮がなく、有り余っている性欲を全部、破壊、発散しようとするような姿勢がある。それは小気味良い感じではなく、日頃の鬱憤を晴らすようなパンクなスピリットを感じのである。。
だからこそ、今でもうだつのあがらないAV紳士たちを魅了し輝いているのだと思う。
もちろん、今でいう由愛可奈のようなどんくささや、天然性、ヘンテコな感じは十分に魅力的で、それに付随するように反応もずいぶん個性的。
後期の作品もハードプレイの中に性や男優へのそんなものか的な挑戦的雰囲気があり、必見の作品はあるが、残念ながら素材をいかせない、センスのないただハードなだけのAV作品も多くある。。
このへんは、女優さんの使い方を本当にわかってないと思うし、、売り上げにも反映されないlose-loseの関係といってもいいんじゃないかと思う。。
引退してしまって5~6年たつが、2016年で27歳。。まだ全然若いのである。
私にとっても最も思い入れのある女優といってもよく、、
なんだか、彼女のホントに体当たりの感じは、もう言葉にできない、イイものを見せていただきました。幸せになってもらいたい女優さんである。
▶2020年10月追記————————————————————–
残念ながら、5年ルールにより雪見紗弥の多くの作品は発売終了となってしまったようです。
一部、素人ものや、オムニバス作品などは現在でも販売しているようです。。