[夏目響] SODの大型新人は「ポスト紗倉まな」になりえるか─

夏目響の評価とレビュー

2020年に登場したSODの大型新人、夏目響さんをレビューします。

初映像は、SODクリエイト2020年の2月発売作品の付録DVDとして無料で配布していたようで、当然「このキレイな女優さんは誰？」と話題になり、そこから製品化、AVデビューとなりました。
※FANZAビデオでも2月以降のSODクリエイト系の動画を購入すると映像作品の最後に追加する形で収録してあります。

SODクリエイト2020年の2月発売作品の特典映像より

内容は、一言も喋らずに顔にモザイクのかかった男性と天井の高い洋館で静かにSEX、シャワールームで身体を洗い合い、再びSEXするというシンプルなワンシーンといった感じで、カメラワークもカットの少ない長尺な詩的映像でした。

SODらしいオリジナリティのあるマーケティング戦略の仕掛けにより、2020年4月にリリースされた製品版「名前はまだない。緊急発売 AV出演」はFANZAのデイリーランキング初登場1位を獲得するなど、素晴らしいデビューを飾ります。

おめめパッチリの正統、清純派的な部分と、どこかアンニュイでミステリアスな雰囲気が同居した絶妙な美人で、こういった王道的な女優さんってSODからデビューすること多いですね。。
※正面からの宣材写真で見ると超絶美人ですが、動画でみると程よい美人という印象です。。

名前はまだない。緊急発売 AV出演より

「名前はまだない。緊急発売 AV出演」は付録用に作られた収録の5ヶ月後に撮影されたもので、芸名は未定であるもののインタビューからはじまるザ・デビュー作といった作りです。

石川県出身の23歳、お菓子屋さん（洋菓子店）に勤めていて、AV出演の動機を聞かれると「兄弟の学費とか、夢の手助けと」と答えます。
落ち着いた雰囲気で喋り方もおっとりしていながらも、アンニュイな雰囲気、独特な感性がありそうなちょっと個性的な印象です。

名前はまだない。緊急発売 AV出演より

内容的には、オイルで身体を触られながらのインタビュー。スタジオでのSEX、ハメ撮りとオーソドックスな内容ながら、真っ白で肉感的な身体つき、正常位で脚がペタンと開く軟体さ、プレイ中の表情が自然（素人っぽい）なところがよいと思い、期待が膨らむ逸材といった印象を受けました。

命名夏目響（ひびき）正式デビュー～より

デビュー作品発売から三週間後に撮影されたという2nd「命名夏目響（ひびき）正式デビューお初の4本番」は、自分で考えてきたという名前の発表からはじまる試金石的な作品です。
※字はずいぶん個性的ですね…

FANZAのコメントにもある通り、最初のSEXは、遠目から望遠レンズで覗き込むような無駄にオシャレ感を演出する構図、絵づくりが逆にチープさを露呈させていて作品に集中できず、せっかくの名前入りの正式デビュー作なのにもったいないと思いました。

命名夏目響（ひびき）正式デビュー～より

しかし他のプレイは、業界屈指のウルフ田中氏によるフェラチオ、パイズリ指南からのSEX、いいなり温泉でよく見る一条氏による目隠し＆拘束プレイで大量の潮吹き、森林原人＆鮫島氏によるオイルをふんだんにかけられての3Pというかなりしっかりめで、さすがSODという内容に満足します。

拘束プレイからの一条氏とのプレイでは、かなりMっぽい表情もあり今後を期待させてくれる要素が見え隠れするのも良かったです。

命名夏目響（ひびき）正式デビュー～より

「名前はまだない。」とは違う面を見せたいという意思を感じるエッチにのめり込むような姿勢があり、2作目ながらこの作品は全体的によく、魅力は美貌だけでないのがこの作品でわかります。

若干古風な顔の作りがそうさせるのか、SEXシーンでの表情が大作邦画の濡れ場のような艶めかしさ & ゴージャス感があるのが他の女優さんとは確実に違う点で、この女優さんならではのストロングポイントとして大事にしてほしいです。

前作以上に肉感的になった印象があり、抱き心地抜群そうなボディの魅力も素晴らしいです。
※作品で触れられてはいませんが、3Pで抱きかかえられた時のぐにゃりとなる軟体、しなやかさも今後武器になりそうです。

しっかりインタビューまで見るAV紳士でお気づきの方はいると思いますが、カメラ目線インタビュー時の目つきが、かなり独特な印象があります。
私は同じような目つきの人物に出会ったことが過去にあります。それはニートながら参加した街コンで知り合ったインド帰りの女性です。その女性はアシュラム（修行をする場所）で人生とは何かを半年考えてきたと仰ってました。。

女優さんのパーソナルな部分まで追う方は少ないかもしれませんが、noteでのこの記事などを読むと、ちょっと変わったバックグラウンドがありそうで、そこらへんも魅力的です。

「ポスト紗倉まなになりえるか─」とちょっと大きめな見出しにしてしまいましたが、特別な何かを持っている女優さんであることは確かで、今後はそれをどうshowしていくかがポイントになりそうです。